こんにちは。
朝早くからセミの鳴き声が大合唱しています。
皆さま、おかわりなくお過ごしでしょうか。
今日は素敵な話しをしますね。
ある町(常滑市内)で家屋解体工事をさせて頂いておりました。
築年数100年ほどの家屋です。
それはそれは100年経っていても躯体はしっかりしています。
古民家鑑定士(財団法人職業技能振興会 一級:KK100142)で学んだ際、
年数が経てば経つほど木は乾燥し強固になっていきます。
このお宅の柱は、どんなあんばいの木になっているんでしょう・・
ただ単に、普通にリサイクルされるのではなくて、何かで活かせてもらえると
いいのに・・・と。
そんな中、解体中にこの木を活用したいという方がお見えになりました。
現場にいる社員に声かけてくれて、
「ダンプに2車ほどわけてもらえないだろうか?」と。
この方は、陶芸をされている方。(大原光一氏・かたくち屋ほとり)
大原光一 – かたくち屋 ほとり – 片口, etc. (katakuchi.jp)
もの静かな語り口調で話してくださる方で
運び入れる前に、事前に工房をのぞかせて頂きました。
工房をお写真でお伝えできませんが
広いスペースの中に、ところ狭しと陶芸で使わる道具や薬が置かれています。
陶芸のすきな廣澤は、ゆっくり座っていたいとも思いました。
(社員も同行していたので残念。)
土間コンクリートで作業をされているそうで、
この廃材は暖を取るために使われるそうです。
長いままでお渡ししましたが、お時間をかけてご自分で細かく切っていかれるとの事です。
正直、嬉しいです。
要らない人にとっては、要らなくても。
必要な人には、必要で。
それを活かしてくれる。
ありがたいです。
廃材をきっかけに、お知り合いになったことに。
また、ふらっと寄らせて頂きます。
ありがとうございました。